エスパニョールとは

エスパニョールの創設

カタルーニャ地方の学生によって創設

チームカラー

黄色がクラブ固有の色

現在は青と白のストライプがクラブの色となっていますが、
創立当初は黄色がクラブのカラーとして採用されていました。

それは、ユニフォームを作るにあたって、
創立当初のクラブの会員が黄色の布を提供したためでした。

その後、白地のシャツ、青色のパンツを着用するようになり、
1909年に現在の青と白のストライプに落ち着きました。

Perico（ペリコ）とは？

エスパニョールファンはペリコ（＝インコの意）と呼ばれますが、
かつてのホームスタジアム、サリアに多くのインコが集まっていたことから
そこに集まるエスパニョールも同様にペリコと呼ばれたことに由来します。

今ではクラブもマスコットにインコを採用し、
Soy Perico.（私はペリコです。）と名乗れば
エスパニョールファンであることと同じ意味となります。

ハイレベルな下部組織

エスパニョールBを始めとする12の若年層チーム、
女子チーム、サッカースクールを有しています。

全てのチームは2001年にオープンした、
サン・アドリアにある練習場で週末に試合を行います。

それぞれがスペインでも有数の強豪なのですが、
その頂点にいるトップチームがそれほどでもないことには誰も突っ込みません。

サリアからモンジュイック、そしてコルネジャ・プラットへ～

創立当初はガウディの有名な建築物である
サグラダ・ファミリア近くの空き地でプレーしていたエスパニョールですが、
1923年から1996-97シーズンまでサリアというスタジアムをホームとしていました。

このサリアは"Can Rabia"や"la Bombonera（チョコレート箱）"と呼ばれ
リカルド・サモラ広場にありましたが、財政的な問題を抱えていたクラブは
バルセロナの1等地であるこの土地を市に売却し、
モンジュイックにあるオリンピックスタジアムを
市から借りて2008-09シーズンまでプレーしました。

皆に愛されたサリアが爆破されるシーンは、
今もなお、多くのペリコの心の傷として残っています。

そして、2009年7月にはペリコ待望の
自前の新スタジアム、コルネジャ・プラットがオープン。

4万人を収容するこのスタジアムは太陽光発電や、
浄水設備など最新鋭のテクノロジーをつぎ込んだエコスタジアムとして、
UEFAから4つ星スタジアムに認定されています。

4つのタイトル、2つのUEFA杯決勝

クラブ創設以後、1929年、1940年、2000年、2006年と4つの国王杯を獲得しています。
特に2000年はクラブ創設100周年にあたり、大いに沸きました。

また、現在はUEFAヨーロッパリーグと呼ばれる、
ヨーロッパ各国のカップ戦優勝クラブによる大会の決勝に2度進出しています。

1度目は1988年にハビエル・クレメンテが率いたチームが
ドイツのバイヤー・レバークーゼンとホーム＆アウェーで戦い、
トータルスコア3-3の後、惜しくもPK戦で敗れました。

2度目は2007年3月にエルネスト・バルベルデが率いたチームが
同じスペインのセビージャとグラスゴーでの1発勝負に臨み、
120分を戦い2-2のまま再びPK戦で敗れました。

名声を得た選手たち

その他の主な在籍選手は以下の通りです。

GK

アレックス・マニンガー（オーストリア代表）
パブロ・カバジェーロ（アルゼンチン代表）

DF

イバン・エルゲラ（スペイン代表）
ジョアン・カプデビラ（スペイン代表）
モレノ・トリチェリ（イタリア代表）

MF

マキシ・ロドリゲス（アルゼンチン代表）
アラン・ボゴシアン（フランス代表）
ジョルディ・クライフ（オランダ代表）
ムスタファ・ハッジ（モロッコ代表）
パウロ・ソウザ（ポルトガル代表）
アルベルト・リエラ（スペイン代表）

FW

イスマイル・ウルサイス（スペイン代表）
サボ・ミロシェビッチ（ユーゴスラビア代表）
ダリオ・シルバ（ウルグアイ代表）
ワルテル・パンディアーニ（ウルグアイ代表）
西澤明訓（日本代表）